1月12日 世界の果てにアトリエを開設して早2週間。ようやく人形の制作開始である。 去年の暮れにとりあえず目玉だけはめ込んだ頭がふたつ。 まずはこの35センチ人形を、3月の人形展にだすために完成させる予定。 | |
1月13日 顔を作っている間に、胴体、手足のベースを作る。 この35センチ人形は、一度シリコン+石膏の型を作ったのだが、桐粉で抜いても収縮がひどくて修正に手間がかかり、結局また原始的にひとつひとつ作るようになってしまった。 | |
1月16日 全パーツのベースができたところ。 2体一組だと、いつも姉妹みたいにしたくなる。かわいいでしょ。(どこが) いつもここまでは仕事が早い。 ここまでやるともうできた気になってしまって、このあとの細かいところを作るのが苦痛で苦痛で・・・。 夜のうちに小人さんが作っておいてくれればいいのに。 | |
1月23日 とかなんとかぶつくさいいつつ、ダッシュで作って胡粉を塗る。 胡粉には木工用ボンドを混ぜるのだが、木工用ボンドくらい世界の果てにもあるだろうと思っていたのが大きなまちがい。 「なんでも使えるホワイト・グリュー」とかいうのを使ってみたけど、どうも硬度が強すぎるような気が・・・伸びは悪いし。 乾燥後ぴしーっとひびがはいったりしたらどうしよう・・・不安。 | |
§血の絆・サリーマン(ビデオ・ユーロスペース発売・4800円) 写真家サリーマンの表現の自由をめぐるドキュメント。 あのような作品が「幼児虐待ポルノ」と非難されるとは、アメリカもうるさい国だ。 撮影現場を見ると、作品は単なるスナップではなく、かなり演出されていることがわかって意外だったが、「子供を道具にしたつくりもの」などという非難に対する、「私たちはモデルだもの。作品の価値を高めるためには裸にもなるわ」という子供たち自身の誇らしげなコメントは感動的である。 彼女の子供たちは彼女のパートナーなのである。 子供を馬鹿にしてはいけない。 §DOLL by ED McBAIN(洋書ペーパーバック) 「少女はお人形に話し掛けていた。その隣の部屋では彼女の母親が殺されているところだった。」というショッキングなシーンから始まるエド・マクベイン87分署シリーズの1作。 この人形が事件解決の鍵となるのだが、もうひとつ、美形の刑事がジャンキーの大女に監禁され、全裸で鎖につながれて、「私のかわいいお人形さん・・・いうことを聞かないと、おしおきよ!」と、殴る蹴るの死に目にあうという場面も・・・おおこわ。 |