3月22日

気温差2倍の世界の果てに帰り着くと、いよいよ夏真っ盛り。

さすがにばてて何も数日間何もする気にならないが、とりあえず30センチ人形の頭を数個抜く。

前にも書いたが、型といってもほんとに役たたず。
シリコンもぼろぼろになってきたし、そろそろまともなのを新しく作らないと。

3月25日

帰国前に作っていた70センチ2体目を今月中にしあげたい。
しかし今見ると、顔がめちゃくちゃゆがんでいるので、また大幅に直す。

もう一週間あとだと思っていたら「SPA!見た」というメールがあちこちからくる。

記事のほうは事前に送ってもらってチェック済みなのだが、ビジュアルは世界の果てでは見ることができないので、ネットのお友達にスキャナして見せてもらうことにした。

「本人の写真が非常にヘンである」との怪情報も届く中、自分だけがわからないので気になって制作も進まない・・・というのはいいわけ。

顔のゆがみがなかなか直らず、何度も作っては削り作っては削り。

「できた!」と思って鏡にうつすと、片方がぐに〜とひきつっている・・・これってどうして肉眼だとわからないんだろう?
いつも同じゆがみ方をするので、「わたしの眼が悪いんだろうか?」とか思うけど、そうじゃないですね、きっと。
3月26日

どうにかゆがみもなおり、イメージどおりの顔を作ろうとするが、またなかなかびしっと決まらない。

これはちょっと色っぽい感じにしようと思うのだけど、口が・・・

自分の口が超薄型なので見本にならず、ぽってりした口をグラビアでさがしたりするのだが、写真見ても立体感てよくわからない。

いじりすぎるとどんどんわけわからなくなるので、これでよしとする。
3月28日

SPA!の画像やっとアップしてもらって見る。

どんなに変かと思ってたらきれいな写真じゃないか!
確かに後ろの女は「幽霊みたい」(by母親)ではあるが・・・いいんだ、人形さえ美しければ。

この人形はシモン展に出品した70センチのものなのだが、この撮り方だと等身大のように大きく見えて、まじで「幼女ダッチなんとか」に見えますね。別にいいけど。

そういえば昔、週刊朝日のグラビアにシモン先生の世にも美しい人形がのったのだが、「あまりにもリアルなため修正いたしました」と、人形の一部にモザイクが・・・もう10年以上前の話だけど。
3月29日

全身仕上げてつなぐ。

なかなかイメージに近い、やらしい感じの体つき。

これから胡粉ぬって、磨いて、色ぬって・・・今月中に終わるだろうか。

来週は、世界の果てのテレビ番組にゲスト出演することになって、「人形もってきてください」といわれているのだが、他の人形はもってきてないので、これを仕上げるしかない。

それは別にしても、こんなだらだらペースでやっていては非常にやばい。

小人さんでもダイダラボッチでもいいから手伝ってほしい・・・。


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