4月9日

世界の果てはカソリック教徒の国なので、今週はHOLY WEEK。
今日はキリスト受難の日である。
この日郊外のほうでは、イエスの受難を想って、はりつけになる人やら十字架を背負って行進する人やらで大変である。

写真のふせたお鉢のような建物は、公園の中の教会で、大勢の人が集まって祈りをささげていた。。


4月11日

胴体手足は前に作ってあったので、顔だけ仕上げてつなぐ。

ところで、今日本の一部では「児童ポルノ法律要綱」が静かなパニックをひきおこしている。

「性的好奇心をそそる、18歳未満の、裸体及び衣服の一部を脱いだ絵・写真・その他」すべてが処罰の対象ということである。

うちのギャラリーも処罰の対象となるのだろうか・・・。

「芸術」か「わいせつ」か論議というのは大昔からあるが、「性的好奇心」がいけないなら美人の肖像画だっていけないだろう。

人間のおさえきれない欲望から生まれるのが芸術だろう!・・・とわたしは思うのであるが。
どうしてこう、今の日本はヒステリックな「抗菌状態」を作る方向につっぱしっているのだろう。


4月16日

前回はつなげてから4日でしあげたというのに、なぜか今回、胡粉を磨いても磨いても終わらない。
胡粉の作り方が悪かったのか、塗り方が悪かったのか・・・。

世界の果てのビルディングは、建設中は作ってるのか壊してるのかわからないような恐ろしい姿であるが、ある日突然外装を終えてぴっかぴかのビルがあらわれる。

というわけで、またも心象風景「完成を夢みて」。
4月18日

しかしほんとにどうにも汚いので、上塗り胡粉を厚めにぬったら、ようやくキレイな肌になった。

白狐マークの水飛胡粉、500グラムで4600円だけど、買ってきておいてよかった!
4月19日

ようやく完成。

今回のイメージは、チャイドルの浜岡麻矢ちゃんである。
ポイントはかわいいおでこ。
(写真ややピンぼけ)

さてこの人形は性的好奇心をそそるでしょうか。

「裸のままではわいせつである!」という人には、「あなたロリ○ンですね?」といわねばなるまい。

(だから悪いというわけではもちろんありません。そそられていただければ本望です)

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