奏弦

詞は永久には紡がれまいが、音もいつかは消えようが

風を散らして梢よ紡げ 地を埋ずめて花よ唄え 弦よ振るえ夜の果てにて

消えてしまった音を奏でて 失った祈りは水の境で

翼の息吹よ天へ届けと 泉の眠りは木々を覚ますと


吟遊詩人リベンジ。詩歌の対、だかシリーズだかっぽく。
楽器に花を詰めてはいけません。

Painted......at09.04.21